看護師にPCスキルが必要な理由と習得方法

医療業界のIT化が進む現在、看護師にもPCスキルが求められるようになってきました。
PCスキルが必要なことは分かっていても、具体的に看護師の仕事のどのような場面で必要なのか、どのように身につければいいのか分からないという人もいるかもしれません。

まず、看護師にPCスキルが必要な大きな理由として、電子カルテの存在があります。
近年電子カルテを導入する医療機関が増えていて、患者の情報を確認したり、看護記録を記入したり、医師や他の看護師と情報をやりとりしたり、看護師の業務の中でも様々な用途で使用されています。

また、患者教育で配布する資料を作成するスキルも必要です。
たとえば、糖尿病患者に対する栄養指導や妊婦に対するマタニティ学級などを行うときに、患者の状況に合わせた簡単で分かりやすいプリントなどを配ることがあります。
それらの資料を患者目線に立って作成することも、看護師の大切な仕事です。
資料作成スキルは、新人看護師に対する教育や院内研修などの機会でも求められることが多いため、習得しておくと役に立つはずです。

このように様々な場面で求められるPCスキルですが、どのように身につけることができるのでしょうか。
電子カルテや資料作成などのために必要なPCスキルは、それほど難しいものではありません。
簡単な入力、ワードやパワーポイントの基本操作ができれば、十分です。
そのため、市販のテキストを利用すれば、独学で身につけることも可能です。
PCに苦手意識があり一人で理解できるか不安という場合は、PC教室を利用してみてもいいかもしれません。
看護師の業務で必要なスキルに特化して指導してもらうといいでしょう。